KZ ZSN Pro レビュー(イヤホン・AP80) その二 エージング後
KZ ZSN Proレビューその一に続いてその二です。
前回のその一は↓こちら
前回レビューした後に改めてイヤーピースを色々試してみたり、エージングサイト(Chord＆Major様)でエージングしてみたり通勤でも利用してみました。
前回遮音性や音漏れに関して書いていなかったんですが、実際に通勤(徒歩・電車)で利用してみました。
音楽を何もかけていない状態だと少し人の話し声が聞こえるかな？という程度でKZ AS06よりも若干下回る感じです。
音漏れに関してはローゲイン35ほどで音楽をかけていても特に変な目で見られたり注意されることもなかったのでこちらも同程度の認識です。
ちなみに私の場合だと耳への圧迫感が少なかったのはKZ ZSN Proで、恐らくKZ AS06ほど耳奥に突っ込む必要がなかったためですね。
で、ここからエージング後の感想です。
イヤーピースはAZLA SednaEarfit lightです。
エージングの効果は確かにあったようで、箱出し直後に感じたシャリつきやキツさがかなり軽減されて中高音の刺激も落ち着きました。
クラッシュシンバルなど高音で感じていた刺激も和らぎ
女性ボーカルのサ行の刺さりもほぼ気にならないくらいにまで抑えられています。
少し薄かった低音は量感が増えたことでバランスが良くなったと思いますし、タイトでキレのいい音が心地良く感じます。
ただ、音場に関しては狭いままで空間的な広さをあまり感じることは出来ませんでした。
傾向的に厚めな低音が苦手で中高音を重視される方(キラキラした感じ)はエージング後の音であれば気にいるんじゃないでしょうか？
相変わらず中高音にピークというか頭打ち感は感じますが、箱出し直後に比べると全然マシです(笑
ただし、KZ AS06で感じたような音の濃さはあまり感じられません。
だからといって高音ばかり強調しているだけの軽いペラペラな音というわけでもなく、しっかりと中低音も鳴っていて音圧も感じられます。
いい意味であっさりした軽快な音でした。
ちなみにGXX4808にリケーブルした場合だと、中高音に艶がプラスされて刺激や刺さりを感じなくなりました。
低音もより深いところまで沈んでいるみたいで量感が増えた感覚はないんですが、圧が凄く体の芯まで響いてきます。
あっさりした感じが薄れ濃い感じになっています。
KZ AS06の場合だと派手になったという印象だったんですが、不思議なことにKZ ZSN Proだとそういうことはなく、元の傾向そのままグレードが数段上がった印象を持ちました。
…なんだろう、2000円ちょっとのイヤホンに9000円くらいのケーブルを付けているこの状態^^;笑
私はKZ AS06とKZ ZSN Proはその日の体調とかに合わせて使い分けていこうと思うくらい気に入ってしまいました(リケーブルし直して 笑。
まあビルドクオリティがあれな感じだったり、付属品がチープだったりしますが^^;
