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Yinyoo Topaz レビュー(イヤホン・AP80) その一

Yinyoo Topaz(中華イヤホン)のレビューです。
5000円オフクーポンが出ていたタイミングでWTSUN Audioさんで購入しました。

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4BA+1DDの片側合計5ドライバーのハイブリッドイヤホンでデザインも洒落ておりかなり楽しみにしていました。
その期待を裏切らない出来で、私はますます中華イヤホンの沼の深部へ誘われたようです^^; 笑

私は金色を購入しましたが、金色と言いつつもど派手にキラキラ光るようなものではなくシックで落ち着いた色です。
今回ビルドクオリティは問題なしです。

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以下おおまかなスペックです↓

ドライバー:4バランスド・アーマチュア+1ダイナミック
再生周波数帯域:20-40,000hz
全高調波歪(100mv入力時)@1khz:<3 %,0.01m, 1mW
インピーダンス:13Ω±20% at 1KHz 1mW(0.126V)
感度:106dB±3dB/1mW

amazonでは本体カラーがパープルとブラックとなっていますがパープルじゃなくてゴールドの間違いでしょうね。

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付属品はケーブル・ケース・イヤーピースなど。
写真では伝わりにくいですが(すいません、スマホ撮影です…)パッケージは深い青みたいな色です。
さすがに数千円のイヤホンとは違いちゃんとした箱に入っています(笑

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早速付属ケーブルでAP80に繋いで聞いてみました。

イヤーピースは色々試してみてfinal Eタイプが一番しっくりきました。
twitterではローゲインで音量45〜と書きましたが、40〜50くらいで十分で、45〜だと外での利用だと少し音漏れが気になるかもしれません。
インピーダンスは低目なものの5ドライバーもあるからかZSNProやAS06と比べると音量大き目でないと鳴らしきれている感覚がないですね。

付属ケーブルでの視聴にも関わらず広い音場で解像度も高く、情報量も不足しているとは思わないほどしっかり色んな音が聞こえてきます。
それぞれの音がどこで鳴っているのかも分かり定位感も抜群にいいです。
低音もぼわつくこともなくタイトでキレのいいものが出ていて体の芯まで響いてくる感じがなんとも心地良い。
KZ AS06の低音を僅かに薄め、解像度を高めたような感じですね。
歪ませているギターの音も重量感を感じ、広い音場の中ドラムのタム回しとか頭中を駆け巡るので臨場感もあり非常に聞いていて楽しいです。
濃さを感じる音ですがウォーム傾向というわけではなく、どちらかというと寒色傾向かと。

一番特徴的なのがボーカルの表現で、商品説明にある通りに近くで定位し、演奏に埋もれたりせずに息を吸い込む音までしっかり鳴らしきっていてかなりリアルに感じました。
籠もりを感じない極めてクリアな聞いていて気持ちのいいボーカルです。
特に、fripSideのeverlastingがその傾向が強く目の前で歌っているような感覚でした。

…とまあ、ここまでいいことづくめで書いていますが、やっぱり私的に粗を感じるところもあります。
ボーカルの表現をいいと書いていながらですが、それと同時にそこに惜しさも感じました。
どこまでも伸びていくような感覚がないのと、少しあっさりしているのでもうちょっと柔らかさや濃さが欲しいかなぁと。
クリアで一聴すると聞きやすく感じるんですが、よくよく聴き込むと何か物足りない…何が物足りないんだろう?って思ってて、思い至ったのが柔らかさというかボーカルの厚みでした。
演奏よりもボーカルをメインに聞かせるってくらいにしっかりと出ているボーカルですが、温かみに欠ける音で少しばかり冷たい感じがします。
ただこれは私の好みの問題かもしれませんが^^;

とまぁ、いいと言ったり粗があると言ったり^^;
ちなみに手持ちのリケーブルのGXX4808だと解像度はより高まるものの、音場が少し狭まって高音が少しばかりキツく感じました…やっぱり相性ってあるんだなぁ…。
なので今のところ付属ケーブルかYYX4822のどちらがいいか聞き比べしています。
…これはアップグレードケーブルも買えってことなのかな?^^; 笑