FiiO M9 レビュー(DAP・M9) その二.ファーストインプレッション
前回のレビューでは音楽再生まで(色々はしょってる気もしますが 笑)でしたが、今回は視聴してみての感想を軸にしたいなと今は思っています(*´∇`*)
前回のその一は↓こちらです(音楽再生まで)。
番外編.便利機能シリーズは↓こちら。
① FiiO M9 レビュー(DAP・M9・雑記) 番外編 便利機能①サイドボタン動作のカスタマイズ - にっき
② FiiO M9 レビュー(DAP・M9・雑記) 番外編 便利機能②アプリのアンインストール - にっき
③ FiiO M9 レビュー(DAP・M9・雑記) 番外編 便利機能③ロック画面の設定 - にっき
ところで、前回触れていませんでしたが(いきなり脱線)、FiiO M9本体のサイズは小柄で縦 横60mm×横 縦106mm×厚さ13.3mmで重量も133gと軽く、片手で操作が出来るサイズ感です。
iBasso DX150という塊を直近まで使っていたこともあり余計にそう感じました(・・;)
(寝ぼけてたのか、縦と横まちがっていたのでしゅうせいしました…)
それとM9本体にはガラスフィルムが最初から貼り付けてあるので追加で購入する必要もなく、貼り付けの手間がありませんのでこういったフィルムを貼るのが苦手な方には嬉しいポイントではないでしょうか?
曲面ではなく平面とはいえガラスフィルムは一度の失敗が致命傷なので…(割れたりとか)。
ACアダプタはついていませんが、充電/データ転送用として普及してきているTYPE Cケーブルが付属しているので対応製品を持っていれば使い回しも可能です。
ここからFiiO M9の音質についての印象をぼやーっと書いていきますd( ̄  ̄)
M9の設定は、
・FiiO Musicアプリ
・ゲイン:ロー
・可聴帯域外フィルタ:Short delay Sharp Roll-Off
・バランス増圧:オフ
イヤーピースはどのイヤホンでもAZLA Sedna Earfit lightです。
ケーブルはなるべく傾向を変えないように3.5mmシングルエンドがYYX4822(8芯銀メッキ)で2.5mmバランスが同じく8芯銀メッキのYYX4732です。
2.5mmバランス出力と3.5mmシングルエンド出力をイヤホンを変えながら聞いてみた限り、音質にかなり差がありました。
傾向的に硬めでスッキリとした寒色系なのはどちらでも一緒ですが、私が常用するとすれば2.5mmバランス出力一択かなぁという感じです。
どちらの出力でも解像度が高く情報量も多いのですが、3.5mmシングルエンド出力だとボーカルと演奏のバランスが演奏に傾いているのか、ボーカルが少し引っ込んで(というか細く?)聞こえ、聞き始めにごくごく僅かに加工されたデジタル臭い音…?がありました。
しかし、低音域は主張が強くてやりすぎ感はあるものの3.5mmシングルエンド出力のほうが柔らかくて体全体に響いてくる心地いい響きがあります。
2.5mmバランス出力では量が減っているような印象ですがそれでも柔らかさや響き方は大きく変わらず、低音域の主張を弱めたことで全体的なサウンドバランスが整えられていて圧倒的に聞きやすくなっています。
私の手持ちだとTFZ KINGⅢ REDが一番低音域が多いんですが、誰が聞いてもハッキリと分かるくらい露骨に低音域の量が変化しているので結構面白いです。
音の広がり方、頭の上や後ろで鳴っている空間表現なども2.5mmバランス出力のほうが優れているのでリケーブル可能なイヤホンならあえて3.5mmシングルエンド出力で聞く必要はないかなと。
視聴にあたって設定を制限していますが、ゲインを変えたりバランス増圧を用いることでまた違った音質となるので色々と遊んでみるのも面白いです。
特に2.5mmバランス出力のみで設定出来るバランス増圧をオンにすると、音量がアップすると同時に音圧も増えるのでハイゲインにしたときとはまた違う印象を与えてくれます。
まだまだエージングも進んでいない状態でここまで聞かせてくれるならもう一度DX150を買い直すより、FiiO M9を買って良かったなと思いました(*´∇`*)
まあ…カスタムAndroidなので自由度は減っていてiPhoneから音源を直接転送したり出来ないのでここはちょっととっつきにくいかなとは思います。
せめてブラウザがあればe-onkyoなどから購入した音源をM9に直接ダウンロード&M9に保存したスクリーンショットを手間なく(Gmailなどで)転送出来そうなので…。
ということで、FiiO M9のファーストインプレッションでした。
またエージングが進んだあとにでも改めてご紹介したいなと思います(*´∇`*)