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Kinboofi KBF MX2 レビュー(イヤホン・DX150)

今回は久しぶりに新しく購入(メルカリですが)した中華イヤホンネタで、Kinboofiさんが販売されている1BA(バランスド・アーマチュア)+1DD(ダイナミック・ドライバー)構成でmmcxタイプのハイブリッドイヤホンKBF MX2のご紹介です。

まず結論から先に言ってしまうと、リケーブル必須で最近相次いで発売されている低価格な16芯のリケーブルと合わせるのが一番いいかなと。

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KBF MX2はKinboofiさんのオリジナルイヤホンです。
Amazonでの販売価格は11900円となっており、以前ご紹介した同社のKBF MX3よりも前に販売されていて3000円ほど安い価格設定となっています。
違いとして、KBF MX3が2BA+1DDでKBF MX2が1BA+1DDなのでBAドライバー数の違いと付属しているケーブルに色、シェルのデザインの違いですね。
デザインは文句なしに優秀なんですが、購入してすぐに手放したKBF MX3の印象もあったので正直不安でした(・_・;)

…が、そんな心配も杞憂に終わり、リケーブルしてやると中音域寄りのとても聞きやすいサウンドバランスとなっていました(*´ω`*)
しかし、どこかがめちゃくちゃ優れていたり、個性があるわけでもないのでもし他に個性的な&お気に入りのイヤホンを持っていれば埋もれてしまいそうではあります。

音質は付属品の銀メッキ3.5mmケーブルだと真価を発揮出来ておらず全体的に音が近く、低音域が膨れがちでもやっとしていて、中高音域も粗さを感じ少し雑にまとめられている印象。
ノイジーとまではいきませんが、ボーカルも演奏より僅かに引っ込んで聞こえるのでやはり雑さを感じました。

そこで、手持ちのYYX4769(8芯高純度無酸素銅線 mmcx 3.5mm版)にリケーブルしてやるとうまいことはまってくれたようで、中音域寄りのサウンドバランスに。
低音域のもやっとしたところが引き締まり、中高音域の粗さも抑えられ、引っ込み気味だったボーカルも前へ出てくるようになったのでバランス的にはちょうどいいくらいですね。
全体的に音が近いことに変わりはありませんが、粗さを感じなくなったぶん控えめではあるもののBAらしい綺麗な音のする高音域もしっかり聞き取れます。
音場に関してはリケーブルしたあとも少し狭いままなので、もう少し広げたい場合はバランス接続にするといいかなと思います。
比較的安めな2.5mmバランスプラグで16芯のTRN T2でも中音域寄りのバランスは変わらず、それぞれの音の輪郭が強調され、音場も左右に少し広がるのでそんなに高価なリケーブルじゃなくてもしっかりといい方へグレードアップします。
あと、個体が比較的大きいほうなのでイヤーピースもしっかり選んであげるほうがいいですよ(*´ω`*)

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何か突出している部分もなく地味ではあるものの、聞き疲れすることのない柔らかい感じのイヤホンです。
リケーブルは必須と感じましたが、最近では2000円台で16芯のリケーブルを購入出来るのでリケーブルへの敷居は低くなっていると思います。
もしKBF MX2を購入されて聞いてみてイマイチに感じたらぜひリケーブルすることをオススメします(*´ω`*)